バス運行が出来なかった理由

  熱い思いは、一致していましたが、具体化の方法は生煮えでした。

  行政が行ってきたことを小さな地域で担うには準備不足でした。

  良い経験として、これからの活動に生かしていけばよいと思います。

  そうした失敗の経験が貴重だと思います。

誰かががやってくれる ⇒ 自分たちで

  住民が知恵を出して解決していくことに誰も慣れていない。

  バス運行は中断したのですが、原因の中に街づくりを進める

  大切なことがたくさん含まれていると思います。

うまく行かないわけ その1)

  答えがすぐに出ないことを粘り強く話し合うのは、みんな苦手。

 ・十分に納得できるまで、議論することは誰にとっても苦しい。

 ・会って話、議論する時間をとるのが難しい。

 ・意見の違いを粘り強く話し合い合意することにも慣れていない。

うまく行かないわけ その2)

  わかり易い幾つかの案を作り比べるなどの工夫も必要

 時間をかけてわかり易い資料を作ること。

   予算の検討、運行ルートのたたき台、陸運局との折衝資料など

 メンバーが分担して案を作ったが、仕事を抱えていたり不慣れ

 だったり片手間では、できない作業も少なくありませんでした。

うまく行かないわけ その3)

  合意づくりには、みんなが前向きのハートを持っていたい

 言いたいこと、言うべきことを遠慮なく口にし、議論する。

 協調的で、緊張感のある意見交換を通じて新しいアイディアを出し合う

 ことを楽しむ雰囲気も作っていきたい。

 会やチームをよくしていこうという気持ちを持つ訓練も必要かもしれま

 せん。

  どいうのは、どんな気持ちを?

 「チームが前向きな議論をできるようにするには、自分はどう働き

  かければいいのか?」とまず考える

  できないというより、どうすればできるかと考える。 

  会議をうまく進めるチーム作りの推進役も必要らしい

  チームの力を引き出すには、

 「まとめ役、推進役」も創造的なチームの中には必要。

  そうした役割について、ファシリテータと呼ぶらしい。

 (注:「ファシリテータの道具箱」森時彦 ダイヤモンド社より)