コミュニティバスの取り組み

  病院や買い物に行けない人たちがいる。

  街の課題を解決する第一歩として交通弱者のために

  街をくまなく回るバスの運行から取り組みました。

健康な高齢者であふれる街に

  年をとってもどこへでも出かけることのできる街。

  坂の多い街ですが、買い物に、湖岸の散歩に、音羽山へ

  年をとっても出かけ易い街を目指しました。

平成22年10月の運行開始を予定しましたが中断しました。

  中断の主な理由は「近畿運輸局の助言」ですが

  準備不足、進め方の問題など多くの課題がありました。

中断理由(1)近畿運輸局の助言

  直接の理由は、近畿陸運局の助言。

  1.既存の路線の撤退などにつながらないこと。

  2.既存の路線の事業者との連携。

  3.会員制で利用に応じた回数券の発行は、認められない。

  こうしたことが、中断の直接の理由ですが

  私たちの会にも弱さがありました。

「会員制」での運航へ変更しました。

   自動車教習所やホテルの送迎バスと同じ運行方法です。

   1)会員を募り会費を取ってバスを運行する。

   2)バスは、リースで借用する。

   3)運転は、運転になれたOBに安価でお願いする。 

   4)保険などはリースと合わせて十分に手当てする。

 この方法でも次の課題がありました。

  1)乗車回数に応じた回数券は、金銭授受にあたる。

  2)バスの運行が、運行中のバス路線の乗客の減少につながり、

    バス路線の廃止につながらないかとの住民の不安。

   などでした。

中断理由(2)バス運行の会社作りの準備不足

  10月の運行開始を目指してバス運行の会社設立の準備を進めていました。

  この準備も不十分でした。このことも中断の原因です。

中断理由(3)住民説明会の集まりがわるい

  バスの運行について、住民への説明会を計画しました。

  50以上の自治会に案内を出しましたが、開催希望は少なく、

  開催した自治会でも、参加者は多くはありませんでした。

  住民の中での関心が低いのではという意見も出てきました。

住民、市民の無関心 ?

  住民の集まりが少ないことから、ニーズがない、関心が低いということが、

  議論になりましたが、どれだけ伝える努力をしただろうかとも思います。

  伝える努力が足らなかったことも考える必要があります。

分かりやすく伝える工夫や努力も大切です?

  回覧板、掲示板、ホームページ、口コミ伝える方法・・・・・

  わかりやすく、みんなに伝える工夫は、もっとあるに違いない。