直接の理由は、近畿陸運局の助言。
1.既存の路線の撤退などにつながらないこと。
2.既存の路線の事業者との連携。
3.会員制で利用に応じた回数券の発行は、認められない。
こうしたことが、中断の直接の理由ですが
私たちの会にも弱さがありました。
自動車教習所やホテルの送迎バスと同じ運行方法です。
1)会員を募り会費を取ってバスを運行する。
2)バスは、リースで借用する。
3)運転は、運転になれたOBに安価でお願いする。
4)保険などはリースと合わせて十分に手当てする。
1)乗車回数に応じた回数券は、金銭授受にあたる。
2)バスの運行が、運行中のバス路線の乗客の減少につながり、
バス路線の廃止につながらないかとの住民の不安。
などでした。
10月の運行開始を目指してバス運行の会社設立の準備を進めていました。
この準備も不十分でした。このことも中断の原因です。
バスの運行について、住民への説明会を計画しました。
50以上の自治会に案内を出しましたが、開催希望は少なく、
開催した自治会でも、参加者は多くはありませんでした。
住民の中での関心が低いのではという意見も出てきました。
住民の集まりが少ないことから、ニーズがない、関心が低いということが、
議論になりましたが、どれだけ伝える努力をしただろうかとも思います。
伝える努力が足らなかったことも考える必要があります。